「宅建試験は、いったいどんな人が受験しているのだろう?」
不動産業で働いている人はもちろんのこと、まったく関連のない職に就いている人から主婦や学生までさまざまです。
宅建試験は受験資格がとくに無いので、どなたでも受験することができます。
過去5年間では、最年少で宅建試験に合格したのはなんと12歳! 小学6年生です。逆に最年長は83歳。
仕事や年齢に関係なく合格しているようですね。
誰でも受験できる平等な資格
このように宅建は国家資格と言ってもそう堅苦しいものではなく、どなたでも挑戦できる平等な資格試験です。
割合的には、不動産会社で働いている人が3割ほど。他業種が約2割強。次に建設関係の人、と続きます。
宅建の資格はそもそも不動産業関連の人や、建築関係、銀行員(住宅ローン融資の担保として不動産が絡んでくるため)などが取得するイメージが強いのですが、全く関係がない業種も方もけっこう受験しているようです。
その理由としては、やはり民法や法令の基礎を学べる、というのが大きいでしょう。
また宅建資格の取得を足掛かりにして、そこからさならる専門的な分野へとステップアップを目指している方もいるようです。
宅建で学ぶ内容に関連がある他の資格と言えば、行政書士や、司法書士、不動産鑑定士、マンション管理士、管理業務主任者など、さまざまです。そこから司法試験を目指して、より専門的な法務関連の業務を目標にしている方もいらっしゃいます。
主婦も宅建の勉強をしている
逆に、主婦の方もけっこう受験されているようですね。宅建資格を取得することで、ご自身のスキルアップに繋げているようです。
よく資格試験は女性のほうが受かりやすい、という声を聞きます。「なぜ?」と訪ねてみると、真面目にコツコツと勉強するのは女性のほうが多いから、だそうです。
「何かに挑戦したい!」というときにも、手始めに国家資格の登竜門と言われている宅建資格からはじめる、という人が増えてきています。
不動産をご自身で借りたり購入したりすることもあるでしょう。または親から譲り受けたり、相続などで所有することもあります。
そんなときにも宅建の知識が十分に役立つため、「資格を取っておこう」と考える人も多いようです。
また最近では不動産の投資が話題になってきていますね。ワンルームマンションを購入して賃貸にすることで家賃収入を得る。これが不動産関連の書籍で多く出版されています。
中古戸建を安く購入し、セルフリフォームをして転売したり賃貸にして収益を得るスタイルなどもあるようです。
不動産は生きていくうえで欠かすことのできない資産です。宅地建物の知識が有る人と無い人とでは、大きく差がつくこともあるでしょう。
それらを踏まえて、宅建の勉強のために試験を受ける方もいらっしゃいます。
実にさまざまな職種の人達が受験しているということですね。
最近のコメント