【宅建試験勉強のための独学用テキストと過去問集】
もくじ
「宅建のスクールに通いたいけど、学費が高いなぁ……」
という人のために、各予備校などから独学用の教材が出版されています。
書店の宅建コーナーにはたくさんのテキストや過去問集が並んでいるので、ぜひ参考までにご覧になってみてください。
さて、では数ある教材の中で、いったいどのテキストがわかりやすいのでしょうか?
有名どころの宅建教材をここでご紹介いたします。
・らくらく宅建塾(宅建学院)
最も有名な教材は、「らくらくシリーズ」ではないでしょうか。
「らくらく宅建塾」や「マンガ宅建塾」、「まる覚え宅建塾」などシリーズ化されています。
語呂合わせや替え歌などを駆使して、初学者にもわかりやすく丁寧に作られています。
わたしが自分に合った教材を探していたころ、インターネット上では「らくらくで合格した」、「らくらくがわかりやすいよ」、「らくらくで間違いない」などといった書き込みが非常に多く見られました。
わたしは正直なところ、語呂合わせで暗記をするのが苦手なので、逆にらくらくシリーズを無意識に避けてしまいました。
けれど、やはり絶大な人気を誇っているようです。
・スッキリわかる宅建士(中村喜久夫氏)
これも書店でよくお見かけするテキストですね。インターネット上でも、「自分はスッキリを使って合格したよ」という声をよく見かけていました。
テキストと問題集を一体型にすることで、「理解して解く!」が実践できるようになっています。
宅建試験で最も重要と言われている「宅建業法」の部分からテキストがスタートしているので、合格に必須な分野を完璧に近いところまで押さえられるのではないでしょうか。
「テキスト編」と「問題編」に分かれており、過去問を取り外して使えるような作りになっています。
わたしの個人的な意見ですが、「宅建業法」はもちろん宅建試験で一番重要な科目ですが、暗記だけで解ける問題がけっこう多いように感じました。
宅建業法を重視するのは当然なのですが、やはり宅建試験での難関は「権利関係」だとわたしは思っています。
ですので、「権利関係」がわかりやすく解説されているテキスト、言い換えれば、「権利関係にもかなりの力を入れていると謳っているテキスト」が良いのでは……というのがわたしの考えです。
・わかって合格(うか)る宅建士 基本テキスト(木曽計行氏、他1名)
わかって合格る宅建士シリーズのテキストです。
TAC看板講師が、初学者でも知識ゼロから合格レベルへ導く、というものです。
法改正により宅建主任者から宅建士へと事実上の格上げとなり、「士業」の仲間入りをしたことで「宅建試験は難化した」と囁かれています。
その士業への法改正による難化を見越して、出題をズバリ予想しています。
このズバリ予想はけっこう大事だと思います。
宅建試験は出題範囲が広いため、ある程度絞り込みをしておかないと全ての内容をカバーできるほど頭の中には入りきりません。
プロの講師がこれまでの出題範囲や傾向を吟味して、「今年はこれがくる!」と予想してくれるのはけっこう心強いものです。
山カンというわけではないのですが、的を絞って確実にクリアできる分野を作っておくと本試験のときにもかなり有効になるでしょう。それが合格の決め手になる可能性もあるのです。
巻末には「厳選過去問50」も収録されています。
主観ですが、このシリーズはけっこう良いかもしれません。
・出る順宅建合格テキスト・宅建ウォーク問(LEC東京リーガルマインド)
わたしはこのシリーズのテキストと過去問集を使って、宅建試験に一発合格しました。
年度によって内容は若干異なるとは思いますが(法改正などで)、テキスト通りの順番で勉強を進めていって、過去問をこなしながら、わからない箇所はテキストに戻って確認する。これを繰り返しているだけでした。
上記の「わかって合格るシリーズ」と同じように宅建士への法改正や試験傾向を踏まえて構成されています。
宅建士の実務要素を盛り込んで、条文知識を補完する説明が新たに加えられているので、より理解しやすい内容になっているようです。
自分が使っていたから……というわけではないのですが、それでもやはりわたしはこのシリーズで実際に宅建試験に合格したので、ぜひオススメしたいですね。
LECは模擬試験もオススメです。ここの模擬試験はやけに難しく作られているので、「本試験対応力」は間違いなく上がるでしょう。
まとめ
他にもさまざまな宅建用教材があります。これはもう実際にご自身の目で確かめてみて、ご自分に合ったテキストを選んでいただくのが一番良いかと思います。
ぜひ書店の宅建資格コーナーへ足を運んでみてください。
ときどき古本屋で教材を購入される方もいらっしゃるようですが、できればテキストなどは最新版をオススメします。
宅建士へ移行したことで試験が難化している、と言われていますので、それに対応している最新のテキストのほうが良いのではないでしょうか。
宅建試験は1年に1度きりですので、やはり後悔したくないですからね。
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