もくじ
- 1 【建物(宅建試験対策!免除科目)】
- 1.1 例1:耐震構造は、建物の柱、はり、耐震壁などで剛性を高め、地震に対して十分耐えられるようにした構造である。
- 1.2 例2:既存不適格建築物の耐震補強として、制震構造や免震構造を用いることは適していない。
- 1.3 例3:枠組壁工法は、木材で組まれた枠組みに構造用合板等を釘打ちした壁及び床により構造体が形成される。
- 1.4 例4:鉄筋コンクリート造に使用される骨材、水及び混和材料は、鉄筋をさびさせ、またはコンクリートの凝結及び硬化を妨げるような酸、塩、有機物または泥土を含んではならない。
- 1.5 例5:鉄筋コンクリート構造は、耐火、耐久性が大きく骨組形態を自由にできる。
- 1.6 例6:鉄筋構造の特徴は、自重が重く、耐火被覆しなくても耐火構造にすることができる。
【建物(宅建試験対策!免除科目)】
免除科目「土地」と同様、こちらも試験対策としては過去問の復習をお勧めします。
建物の構造に関する出題ですのでどちらかといえば建築士さんの専門分野耐になるため、何の対策もしないまま試験を受けると、最後の最後で「こんなの知らないよ!」と嘆くことになりかねません。
ここは複雑なので思い切って諦めるのも一つの手ですが、耐震構造や耐火構造を押さえておくだけでも対策になります。
こちらも免除科目ですので、必要のない方は他の勉強に時間を使ってくださいね。
それでは、実際の過去問を例に解説していきます。
例1:耐震構造は、建物の柱、はり、耐震壁などで剛性を高め、地震に対して十分耐えられるようにした構造である。
答え→○
類似問題として、「免震構造(積層ゴムを設置し揺れを減らす等)」、「制震構造(制震ダンパー等で揺れを抑制する)」に関する出題もありますが、ここは常識的に考えれば容易に判断できますので心配ないでしょう。
例2:既存不適格建築物の耐震補強として、制震構造や免震構造を用いることは適していない。
答え→×
既存不適格建築物の耐震補強として、耐震構造化を図る物が最も多いのですが、だからといって制震構造や免震構造が適していないというのは誤りで、こちらのほうが耐震構造よりも効果が高いとされています。
例3:枠組壁工法は、木材で組まれた枠組みに構造用合板等を釘打ちした壁及び床により構造体が形成される。
答え→○
枠組壁工法とは、いわゆる「ツーバイフォー工法」と呼ばれるもので、本文はツーバイフォー構造の定義をそのまま記述していますので正しい肢です。
例4:鉄筋コンクリート造に使用される骨材、水及び混和材料は、鉄筋をさびさせ、またはコンクリートの凝結及び硬化を妨げるような酸、塩、有機物または泥土を含んではならない。
答え→○
記述どおりの正しい肢です。
例5:鉄筋コンクリート構造は、耐火、耐久性が大きく骨組形態を自由にできる。
答え→○
鉄筋コンクリート構造は、耐火、耐久性が大きく、圧縮力に強い反面引張力に弱いコンクリートの性質を、引張力に強い鉄筋で補っている構造ですので、骨組形態を自由にできます。
例6:鉄筋構造の特徴は、自重が重く、耐火被覆しなくても耐火構造にすることができる。
答え→×
鉄筋構造の定義は「自重が軽く、靭性(材質の粘り強さ・外力によって破壊されにくい性質のこと)が大きい」ので高層建築物などには適していますが、火熱による耐力の低下が激しいので。耐火被覆しないと耐火構造にすることはできません。
最近のコメント