宅建試験で最も重要な分野!宅建業法
宅建試験に出る問題は権利関係と宅建業法、法令上の制限、税・その他の4つの分野に大きく分かれています。
その中でも、宅建試験が合格するかいなかのカギを握っているのは宅建業法といえるでしょう。
他の3ジャンルに比べて配点の割合が最も高いですし、勉強の方法しだいでは一気に点数が上がる分野でもあります。
実務においても一番役に立つのはこの宅建業法で学んだ知識ではないでしょうか。
不動産会社に勤めたら民法や建築基準法を使うことがありますが、宅建士という義務の中で最も使う機会が多いのが宅建業法です。実務でその知識を存分に使うことになります。
宅建業法は勉強すれば一気に点数が上がる分野です。ここからはその理由について解説したいと思います。
まず第一の理由としては、記述の通り宅建業法の分野は最も配点が大きいので、ここを制覇すれば20点は取ったようなものです。
例えば、他の配点が少ない分野を一生懸命勉強したとしても、本試験で増えるのはせいぜい1点か2点程度。効果的な点数アップにはつながりません。
宅建業法は20問出題されるため、しっかり得点できるように勉強しておけば効率良く合格ラインまで到達するでしょう。
配点の高い分野から集中的にやることで大幅な点数アップへとつながっていくことになります。
宅建業法は得点しやすい
第二の理由としては、宅建業法はテキストや過去問で学んだところが確実に出るということです。
権利関係など他の分野は出題の範囲が幅広く、過去問で出ている問題を学習していても、同じような問題が本試験では出てくれないこともあります。
けれど宅建業法の中でも重要な問題というのは毎年ほぼ確実に、文章の言い回しだけを変えて出ていますので、そこを確実にモノにしていくことで効果的に点数を取ることができるというわけです。
では、宅建業法の勉強の仕方についてもう少し具体的に見ていきましょう。
宅建業法を勉強する前に知っていおいていただきたいのは、宅建業法の分野でどれくらいの点数を取ることを目標とするべきか、ということです。
きちんと目標が定まっていると、勉強をするときのモチベーションがかなり変わってきます。
それに目標が明確になっていることで、宅建業法の中でもとくにどの箇所を重視するべきか、などの勉強戦略も変わってくるでしょう。
宅建業法は「本試験ではパーフェクトでとるぞ!」というのを目標にしてください。
記述のとおり宅建業法は毎年およそ50問中20問ほどが出題される分野です。
「えっ、20問も出てパーフェクトで取ることができるの?」と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、パーフェクトあるいはそれに近い点数を取るということは十分に可能です。
宅建業法は勉強したことがダイレクトに点数に出てきやすい分野ですから、しっかりやっていればパーフェクトも夢ではありません。
「目指すはパーフェクト! 落としても2、3問まで」という気持ちで勉強に取り組んでみてください。
宅建は独学か、スクールか
目標が決まったら、後は勉強する方法です。
宅建は人気の資格ですから、資格スクールでの講座や、通信講座などの種類もたくさんあります。
けれど、自分でテキストやインターネットの情報などを使って勉強して「独学で合格した」という人も、もちろんたくさんいます。
わたしもそのタイプです。
費用に余裕があって、短期間で確実に宅建試験合格を目指したいという方は資格スクールの講座や通信講座を受講されることをオススメします。
勉強スケジュールや学習していく順番などを講座がすでに決めてくれているので、それに従って勉強をするだけです。余計なことで悩む必要が無くなります。
そんなお金はない、という方は独学で合格を目指してみましょう。やる気さえあれば十分いけます!
独学での勉強の仕方としては、宅建業法の場合まず聞いたことのない法律用語ばかりですので、過去問を解く前にまずはテキストを一通り読み進めることをオススメします。
テキストは各社からたくさん出版されているので、自分で手にとって見て読みやすいものを選びましょう。
テキストと過去問集がセットになっているものがとくにオススメです。
宅建業法の中でも、問題は細かくジャンル分けされています。ジャンルごとにテキストを読み、直後にそのジャンルの過去問を解くのを繰り返していきましょう。
インプットとアウトプットを交互に行なうことで、効果的に頭の中に知識が定着していきます。
テキストと過去問を交互に行なうサイクルが1周したら、今度は過去問をひたすら解いていきます。
このとき、出題頻度が高い問題を集中的に解くようにしてください。宅建には毎年のようにでている問題と、10年に1度くらいしか出ない問題とがあります。
過去問を解いていてわからない問題がある場合はテキストにもどって読み直します。
こうして過去問10年分を10週もしくはそれに近いくらいやれば、確実に「宅建業法をパーフェクトで取れる」ぐらいの実力がついていることでしょう。
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