もくじ
- 1 【土地(宅建試験対策!免除科目)】
- 1.1 例1:旧河道は、地震や洪水などによる災害を受ける危険度が高いところである。
- 1.2 例2:沿岸地域は、津波や高潮などの被害を受けやすく、宅地の標高や避難経路を確保しておくことが必要である。
- 1.3 例3:低地は、国土面積の約25%であり、洪水や地震による液状化などの災害危険度は低い。
- 1.4 例4:国土を山地と平地に大別すると、山地の占める比率は国土面積の75%である。
- 1.5 例5:丘陵地や台地内の小さな谷間は、軟弱地盤であることが多く、これを埋土して造成された宅地は地盤沈下や排水不良を生じることが多い。
- 1.6 例6:断層は、ある面を堺にして地層が上下または水平方向にくい違っているものであるが、その周辺では地盤の強度が安定しているため、断層に沿った崩壊、地すべりが発生する危険性は低い。
- 1.7 例7:低地は、大部分が水田として利用され、地震災害に対して安全である。
- 1.8 例8:谷出口に広がる扇状地は、地盤は堅固でないが、土砂流災害に対して安全であることが多い。
【土地(宅建試験対策!免除科目)】
この科目はとにかく過去問の復習で押さえることが出来ます。
「何の側にある土地だとどんな影響があるのか」を正しく判断できるかどうかが重要ですが、過去問をしっかり復習しておけば得点は難しくありません。
なお、こちらも免除科目ですので必要のない方は他の勉強に時間を使ってくださいね。
では、過去問を例にあげて解説していきます。
例1:旧河道は、地震や洪水などによる災害を受ける危険度が高いところである。
答え→○
難しく考える必要はありません。想像してみると常識の範囲で答えは推測できます。
旧河道とは、もともと河川が流れていた場所(つまり、水が流れやすい)です。そこに近い場所に家を建てたら、地震や洪水の被害を受ける危険性が高まる、ということです。
例2:沿岸地域は、津波や高潮などの被害を受けやすく、宅地の標高や避難経路を確保しておくことが必要である。
答え→○
まったくその通りな事を言っているだけですので、もはや解説不要ですね。
例3:低地は、国土面積の約25%であり、洪水や地震による液状化などの災害危険度は低い。
答え→×
低地は国土面積の約13%であり、河口部や沿岸部では津波や洪水の危険性は高くなります。地震の際に液状化現象が発生する事もあります。
例4:国土を山地と平地に大別すると、山地の占める比率は国土面積の75%である。
答え→○
山地とは、傾斜が急で、表土の下に岩盤またはその風化土が現れる地盤をいいます。
さらに山地の88%(国土全体の66%)が森林であることもあわせて頭に入れておくといいでしょう。
例5:丘陵地や台地内の小さな谷間は、軟弱地盤であることが多く、これを埋土して造成された宅地は地盤沈下や排水不良を生じることが多い。
答え→○
例6:断層は、ある面を堺にして地層が上下または水平方向にくい違っているものであるが、その周辺では地盤の強度が安定しているため、断層に沿った崩壊、地すべりが発生する危険性は低い。
答え→×
断層では、断層運動によって地下水の流れが遮断され、のり面崩壊や地すべりの危険性が高くなります。
例7:低地は、大部分が水田として利用され、地震災害に対して安全である。
答え→×
低地は、洪水などの水害に弱いことが多く、地質的にも地盤沈下や地震時の液状化が起こりやすいとされます。
例8:谷出口に広がる扇状地は、地盤は堅固でないが、土砂流災害に対して安全であることが多い。
答え→×
地盤が堅固という点は正しいのですが、河川の水の大部分が地下を流れる伏流水となっていて地下水位が深く、土石流災害に対して安全ではありません。
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