宅建試験の勉強はスケジュール管理が大切
ときどき、「宅建試験なんて簡単だよ」なんて声を聞いたり見たりすることがあります。
けれど宅建は国家資格です。甘く見てはいけません。どこかのおじさんが大昔に受験した宅建資格とは難易度が大きく違うのです。
なんとなくアバウトに勉強していたのでは、受かるものも受からなくなってしまいかねません。
きちんとスケジュール管理をしながら宅建試験合格へ向けて進めていきましょう。
「スケジュール管理なんて苦手だよ……」
なんて方もいらっしゃるかもしれませんね。
では、具体的にどうすればいいのか。
逆算してみる
まずはゴールを決めましょう。
あなたのゴールは何ですか?
もちろん宅建士試験に合格することですね。
宅建士資格の試験日は、例年10月の第3日曜日です。この試験日をゴールに設定します。
そしてゴールへ向かって走るには、いったいどれくらい走ればいいのでしょうか?
一般的に言われている宅建試験の勉強時間は、およそ200時間から300時間となっています。
では仮に300時間勉強するとしてスケジュールを組むとどうなるでしょうか。
5月から宅建試験の勉強を始めた場合で計算してみましょう。
5月1日から2016年度の宅建試験日の10月16日までは、合計で169日間あります。
この日数に目標としている勉強時間である300時間を割り当てた場合、およそ1日あたり2時間ほどの勉強時間となります。
さすがに毎日確実に2時間以上勉強できるかと言えば、それは無理があるでしょう。
社会人の方でしたら飲みの付き合いなどもあるでしょうから、まったく勉強ができない日も出てくると思います。
ですので、週休二日のお休みがある場合でしたらその日に集中してやることをオススメします。
学校や仕事がある日は1日の勉強時間は1時間程度に抑えておいて、休日に5時間以上やる、というふうに決めておきます。
確実にそれを実行していくのはそうとうな意志の強さが必要かもしれません。
けれど、「宅建試験に一発合格したい!」という強い気持ちがおありでしたら、ぜひ実行してみてください。努力は必ず報われます。
300時間という設定も多めに見積もっていますので、「休日に2時間や3時間しかできなかった」という場合でもあまり焦らなくていいと思います。
300時間の勉強を目標にして、できるだけ実行していくことに意味があるのです。
わたしの場合は半年かけて宅建試験の勉強をしていたので、まさに5月くらいから勉強にとりかかりました。
前半3ヶ月でテキストを終わらせて過去問集を2周まわし、さらに後半3ヶ月でまたテキストを1周して、あとはひたすら過去問集や過去5年分の本試験の問題を繰り返していました。もちろん間違えた箇所やわからないところはその都度テキストに戻って、ちゃんと意味を理解するように努めました。
本試験が近づいてくると模擬試験を受けに行って、あとはその模擬試験問題を持ち帰って繰り返し解きました。
全ての国家資格試験に共通することですが、やはりコツコツと繰り返しやることが大切です。
毎日顔を洗ったり歯磨きをするように、テキストを読んだり問題を解いたりするのを習慣づけていくと、そこまでしんどい思いをすることも無いかと思います。
とにかくゴールを決めたら、あとは逆算して具体的にどうやって勉強を進めていくのかをまず最初に計画しましょう。
無計画にやると、夏休みの宿題のように本試験ギリギリになって慌てることになりかねませんからね。
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